当サロンのお客様でも、もともとは首こりや頭痛など、何かの不調で来られる方が多いんですけど、話していくうちに、「そういえば食いしばってるかも」って気づかれる方、本当に多いんです。もう、ほぼ全員と言ってもいいくらい。

中には顎関節症まで進んでしまってる方もいて、それだけの力で無意識に食いしばってるんですよね。
そう思うと「その背景に何があるんだろう?」っていうところを、ちゃんと見ていかないと根本的には終わらないんです。


「なんで食いしばってるのか?」
ここがすごく大事なところなんです。

だって、それがちゃんと身体に表れてるから。

身体って、ほんとに正直で、心の状態がそのまま出るんです。だから私は、ただほぐすだけじゃなくて、「何があって、今、食いしばってるのか」を一緒に見ていきたいと思ってます。


寝てる間の食いしばりって、もう100%無意識。
自分では気づかない、深いところの意識の動きなんです。

記憶としては忘れてるけど意識の奥には残ってる。そんなこともよくあります。

自分は忘れていても、無意識が自動操縦で働くので、それが身体に現れる。そういうケース、ほんとに多いんです。


だからカウンセリングや施術を通じて、全体的に色々な視点から見ていきます。

すると、「あ、ここかも」っていうポイントがふっと出てくるんです。そこに気づくと、不思議と力が抜けたり、呼吸が深くなったりして、身体もゆるんでいく。

そうやって、食いしばってしまう背景を少しずつ紐解いていくと、変わっていくことが多いです。


もちろん、病気が関係している場合はお医者さまに相談することが大事です。

でもそうじゃない場合は、身体と心、そして思考のつながりを見ながら整えていくことで、ちゃんと変わっていくんです。


食いしばりって、がんばり屋さんのサインでもあります。我慢してたり、無理してたり。

そういうとき、身体が何を教えてくれてるのかもしれませんね。そろそろ変わるときだよ、って。

だから私は、ただ不調を取るだけじゃなくて、「身体が何を伝えようとしているのか」そこを一緒に見ていけたらいいなと思っています。